ロシアンブルーはどんな猫の種類なのかを解説します。
ロシアンブルーに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
ロシアンブルーの基本データ
チャートでわかるロシアンブルー
ロシアンブルーの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [4.5/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.5/5.0] |
毛の抜けにくさ | [3.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [4.5/5.0] |
運動量の少なさ | [4.0/5.0] |
食事量の少なさ | [4.5/5.0] |
なつきやすさ | [3.5/5.0] |
子供適応性 | [3.0/5.0] |
他ペット適応性 | [3.5/5.0] |
表でわかるロシアンブルー
ロシアンブルーの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | ロシアンブルー:Russian Blue |
---|---|
出身 | ロシア |
体型 | フォーリン |
体重 | 3〜5kg |
寿命 | 10〜15年 |
毛種 | 短毛種 |
主な毛柄 | ソリッド |
主な毛色 | ブルー |
主な目色 | グリーン |
ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーの誕生の歴史は、正確には解明されていません。 ロシア北部の港町であるアルハンゲリクスに住んでいた猫がロシアンブルーの祖先と言われています。
19世紀半ばになるとロシアンブルーはイギリスの商船でイギリスに運ばれました。 1875年にはイギリスのキャットショーに登場すると、 とてもハンサムな猫であると評価されました。
1900年代初めにはイギリスからアメリカに渡り、ロシアンブルーの繁殖と品種の宣伝が行われ、 現在では世界的にポピュラーな猫の種類となっています。
歴史のポイント
- ロシア北部の港町に暮らしていた猫が祖先と言われている
- イギリス人が商船でイギリスに輸入して繁殖が進んだ
- 1900年代初めにはアメリカにも渡りブリーディングが行われ、今では有名な猫の品種となった
ロシアンブルーの特徴と性格
ロシアンブルーはブルー単色の被毛とグリーンの目をもつ猫です。 ブルーの被毛が特徴的で、ブルーキャット御三家の一員とも言われています。 ブルーの短く細かいコートは密に生えていて、寒さに耐えられるようになっています。
体つきはフォーリンタイプで、ほっそりと引き締まった体型です。 顔の大きさは小さめで、頭部に対してやや大きめな耳を持っています。 口角が上がっている子が多く、ロシアンスマイルと呼ばれることもあります。
ロシアンブルーの性格は穏やかで従順です。 鳴き声は小さいです。賢く従順なので飼いやすい猫です。
特徴と性格のポイント
- ブルー単色の被毛とグリーンの目が特徴
- ほっそりと引き締まったフォーリンタイプの体型
- 性格は穏やかで従順なため飼いやすい
ロシアンブルーの飼い方
ロシアンブルーの被毛は短いですが、 密に生えているためブラッシングは適度にしてあげる必要があります。 抜けかけの毛を取り除いて、被毛をキレイに保てるようにしましょう。
ロシアンブルーは人見知りで恥ずかしがり屋なところがあります。 飼い主にはしっかりとなついてくれますが、来客に対しては警戒心が強く、 逃げたり隠れたりする場合があるでしょう。 慣れていない人と仲良くなるためには十分に時間をかけてあげる必要があります。
飼い方のポイント
- 被毛は高密度に生えているため、抜けかけの毛をブラッシングで取り除いてあげよう
- 慣れていない人には警戒心が強いので、無理に近づかずストレスをかけないようにしよう
ロシアンブルーと似ている猫の種類
ロシアンプルーと似ている猫の種類は、シャルトリューやコラットが挙げられます。
ロシアンブルー、シャルトリュー、コラットの3種類の猫は、被毛がブルー(シルバー)単色であるため、 「ブルーキャット御三家」と呼ばれることがあります。
シャルトリューの体型はセミコビータイプで、ロシアンブルーよりもがっしりとしています。 シャルトリューの目の色はカッパー系の色であるのに対し、ロシアンブルーは緑色の目をもっています。
コラットはロシアンブルーよりもがっしりとしたセミコビータイプの体型です。 個体差はありますが、コラットは元気でパワフルであるのに対し、ロシアンブルーは穏やかで大人しいです。 目の色はコラット、ロシアンブルーのどちらもグリーンです。
ロシアンブルーの子猫の値段や入手場所
ロシアンブルーは日本では有名な猫の種類であり、ペットショップでよく見かけることができます。
ブリーダーからもロシアンブルーの子猫は入手できるので、インターネットで探してみてましょう。
ロシアンブルーの子猫の価格相場は15~20万円程度です。
目の色はグリーンで被毛はブルーのロシアンブルーですが、
猫ちゃんそれぞれで微妙に色が違ってくるので、よく見て気に入る子を探してくださいね。
ロシアンブルーが好きな人は、同じくグレー(ブルー)色の被毛である
シャルトリューやブリティッシュショートヘアも気に入ると思います。
ロシアンブルーを飼うことを検討している場合は、
平行してシャルトリュー、ブリティッシュショートヘアも見てみることをおすすめします。
ブリティッシュショートヘア:性格や特徴、値段などをシンプルにまとめ!
参考文献
- Russian Blue:TICA (英語サイト)
- Russian Blue:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)