
シャルトリューはどんな猫の種類なのかを解説します。
シャルトリューに関する基本データや歴史、特徴・性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。

【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
シャルトリューの基本データ
チャートでわかるシャルトリュー
シャルトリューの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [4.5/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.5/5.0] |
毛の抜けにくさ | [3.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [4.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.5/5.0] |
食事量の少なさ | [2.5/5.0] |
なつきやすさ | [3.5/5.0] |
子供適応性 | [3.5/5.0] |
他ペット適応性 | [4.0/5.0] |
表でわかるシャルトリュー
シャルトリューの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | シャルトリュー:Chartreux |
---|---|
出身 | フランス |
体型 | セミコビー |
体重 | ♂オス:4〜6.5kg ♀メス:3〜5kg |
寿命 | 11〜15年 |
毛種 | 短毛種 |
主な毛柄 | ソリッド |
主な毛色 | ブルー |
主な目色 | ゴールド カッパー |


シャルトリューの歴史
シャルトリューの正確な歴史は未だに解明されていません。 伝説として残っているのはフランスのグランド・シャルトルーズ修道院で飼われていたということです。
わかっていることは、1700年代には文献の中でシャルトリュー(Chartreux)という猫の品種についての言及があるということです。 ネズミ捕りをする働く猫としてフランスに広まり、1800年代にはフランスの国産猫として広く認識されていきました。
よく水を弾く豪華な毛皮のため乱獲にあったことや第二次世界大戦により一時は絶滅するところでしたが、 ブルーのブリティッシュショートヘアやロシアンブルー、ペルシャといった猫と繁殖をして血統を維持しました。
1970年にはガモンというアメリカのブリーダーがシャルトリューをアメリカに持ち帰り、アメリカでもブリーディングされました。 1987年には猫の血統登録団体であるCFAにより、正式な猫の種類として登録されました。
歴史のポイント
- フランスのシャルトルーズ修道院で飼われていた伝説がある
- 1700年代からフランスにいる猫の品種
- 豪華な被毛のため乱獲されたことや戦争により一時は絶滅しかけた
- フランスだけでなくアメリカでも繁殖され1987年には猫種として登録された
シャルトリューの特徴と性格

シャルトリューはブルー(灰色)単色の被毛と、ゴールド系カラーの目の色が特徴です。
体型はセミコビータイプですが、とても頑丈な体で原始的であるという意味からプリミティブタイプとも呼ばれることがあります。 ずんぐりむっくりした体と細いスレンダーな足から「爪楊枝のささったじゃがいも」と例えられることもあります。
シャルトリューの性格はとても穏やかで鳴き声も静かな猫と言われています。 なにか嫌なことをされた場合でも凶暴になるのではなく、自分から遠くに逃げて対応する子が多いようです。
特徴と性格のポイント
- ブルー単色の被毛とゴールドカラーの目が特徴的
- ずんぐりむっくりで頑丈な体をもっている
- とても穏やかで優しい性格
シャルトリューの飼い方
シャルトリューの被毛の手入れは簡単で週1回程度のブラッシングで良いと言われています。 短く高密度の被毛は撥水性が高くよく水を弾くため、入浴する際には水に濡らすのに少し時間がかかるでしょう。
シャルトリューは昔からのハンターの気質が残っているのか、 とても遊び好きで体を動かすのが大好きです。 健康のためにも十分に遊んであげましょう。キャットタワーなど登れるような遊具もあると喜ぶでしょう。
とても知的で犬のように従順とも言われており、しつけも容易とされています。 簡単なトリックを覚えさせて遊んであげると良いでしょう。
飼い方のポイント
- 被毛の手入れは週に数回で良い
- 体を動かすのが大好きなのでいっぱい遊んであげよう
- とても賢いので少し難しいしつけにも挑戦してみよう
シャルトリューと似ている猫の種類
シャルトリューに似ている猫の品種にはブリティッシュショートヘアやロシアンブルーが該当します。
ブリティッシュショートヘアはシャルトリューと体型が似ていて、セミコビータイプの体型です。
シャルトリューと違ってブリティッシュショートヘアには様々な毛の柄や色があります。 シャルトリューと、ブルー単色のブリティッシュショートヘアは見分けるのがとても大変です。

ブリティッシュショートヘア:性格や特徴、値段などをシンプルにまとめ!
ロシアンブルーはシャルトリューと同じように、被毛のカラーはブルーで毛柄はソリッドの単色です。
ロシアンブルーの体型はフォーリンタイプで、シャルトリューに比べると細くスレンダーです。 シャルトリューの目の色はゴールド系ですがロシアンブルーはグリーン系なので、目の色で見分けることもできるでしょう。

シャルトリューの子猫の値段や入手場所
シャルトリューの子猫はペットショップで時々見かけることができます。
ブリーダーによるシャルトリューの取扱いも十分にあります。
猫の愛好家団体によるシャルトリューの説明から外れる猫ちゃんも たまに見かけるので、目の色など確認してみてください。
シャルトリューの子猫は20万円前後の価格で扱われていることが多いです。
お気に入りのシャルトリューを是非探してみてくださいね。
参考文献
- Chartreux:TICA (英語サイト)
- Chartreux:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑
(書籍:Amazon)