ラパーマはどんな猫の種類なのかを解説します。
ラパーマに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
ラパーマの基本データ
チャートでわかるラパーマ
ラパーマの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [3.0/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [4.0/5.0] |
毛の抜けにくさ | [3.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [4.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.0/5.0] |
食事量の少なさ | [3.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.0/5.0] |
子供適応性 | [4.0/5.0] |
他ペット適応性 | [4.5/5.0] |
表でわかるラパーマ
ラパーマの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | ラパーマ:LaPerm |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | セミフォーリン |
体重 | ♂オス:3〜5.5kg ♀メス:2.5〜4.5kg |
寿命 | 10〜15年 |
毛種 | 長毛種/短毛種 |
主な毛柄 | ソリッド、タビー、ティップド、パーティーカラー、キャリコ&バイカラー、ポインテッド |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー チョコ シナモン レッド クリーム |
主な目色 | ブルー グリーン イエロー ゴールド カッパー |
ラパーマの歴史
1982年にアメリカのオレゴン州のサクランボ園に生まれた猫が ラパーマの歴史の始まりです。
サクランボ園を保有する夫妻のもとに生まれた6匹の猫うち、 1匹だけ無毛で他の猫と様子が異なる猫がいました。 その猫は成長すると巻き毛が生えてきたため「カーリー」と名付けられました。
「カーリー」は順調に成長し、同じく縮れ毛の子猫を産みました。 遺伝学者によると、同じく巻き毛のデボンレックスやセルカークレックスとは 異なった遺伝子を持っていると判定されました。
サクランボ園の夫妻は巻き毛の猫たちを「ラパーマ」と名付け、 キャットショーに連れていきました。 すると新たな猫の種類として注目され繁殖が進みました。
2002年には国際的な猫の協会であるTICAにより猫の品種として登録されました。
歴史のポイント
- 1982年にアメリカのサクランボ園で生まれた巻き毛の猫がルーツ
- 巻き毛の猫は順調に繁殖し、「ラパーマ」という名でキャットショーに出場し注目を浴びた
- 2002年には猫の国際協会により品種として登録された
ラパーマの特徴と性格
軽やかにカールしている巻き毛の被毛がラパーマの一番の特徴です。
体型はセミフォーリンタイプでスリムで筋肉質です。 高いほお骨と、ややつり上がったアーモンド型の目が顔つきの特徴になります。 口元(マズル)には丸みがあります。
ラパーマは愛情豊かで優しい性格です。 好奇心旺盛でとても賢い猫であり、小さないたずらで飼い主の目を引くことがあるかもしれません。
特徴と性格のポイント
- カールした縮れ毛の被毛が一番の特徴
- 少しつり上がったアーモンド型の目と丸みのある口元が特徴的
- 愛情深く、好奇心旺盛な性格
ラパーマの飼い方
ラパーマの被毛は抜けにくいため、毛の掃除の手間は少ないです。 ブラッシングは一日一回程度で十分でしょう。 ラパーマの巻き毛を傷つけないようにゆっくりとブラッシングしてあげましょう。
ラパーマは子猫のうちからいろいろな人に慣れさせておけば、 成長してからも社交的になりやすいと言われています。 来客をうまくもてなしてくれるので、子猫のうちから社交的になれるように育てましょう。
飼い方のポイント
- 被毛を傷つけないように丁寧にブラッシングしてあげよう
- 成長してからも社交的な性格になるように子猫のうちから育てよう
ラパーマと似ている猫の種類
ラパーマに似ている猫の種類としては、 同じく巻き毛や縮れ毛の被毛をもつデボンレックスやコーニッシュレックスが挙げられます。 なお、これらの猫の遺伝子はどれも異なっていることがわかっています。
ラパーマは、デボンレックスやコーニッシュレックスに比べると毛のボリュームがあってフワフワとした見た目です。
デボンレックスの被毛は他の2種類と比べると毛の巻き具合は弱めです。
コーニッシュレックスの被毛は、波打つような縮れ毛が特徴的です。 被毛の手触りはとても柔らかく、シルクのようです。 頭部は小さなたまご型で、見た目に特徴があります。
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ラパーマの子猫の値段や入手場所
ラパーマはペットショップでの流通はほとんどありません。 ペットショップで見かけることはほぼないでしょう。
ペットショップで見つけることは難しいですが、 日本ではラパーマの子猫を扱っているブリーダーが複数存在するので、 ブリーダーから入手するのがおすすめです。
ブリーダーからラパーマを入手する場合、価格は様々ですが約20万円くらいの場合が多いです。 血統や月齢、被毛のカラーなどで値段は大きく前後するのでいろいろと探してみてくださいね。
参考文献
- LaPerm:TICA (英語サイト)
- LaPerm:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)