ラグドールはどんな猫の種類なのかを解説します。
ラグドールに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
ラグドールの基本データ
チャートでわかるラグドール
ラグドールの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [5.0/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.0/5.0] |
毛の抜けにくさ | [2.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [3.5/5.0] |
運動量の少なさ | [3.5/5.0] |
食事量の少なさ | [2.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.5/5.0] |
子供適応性 | [4.5/5.0] |
他ペット適応性 | [4.5/5.0] |
表でわかるラグドール
ラグドールの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | ラグドール:Ragdoll |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
体重 | ♂オス:4〜7kg ♀メス:4〜6kg |
寿命 | 12〜17年 |
毛種 | 長毛種 |
主な毛柄 | バイカラー、ポインテッド、ミテッド |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー チョコ レッド クリーム |
主な目色 | ブルー |
ラグドールの歴史
ラグドールは1960年代にアメリカ・カルフォルニア州のブリーダー(アン・ベイカー)により開発されました。 飼っていた猫が驚くほど優しく穏やかだったためそのブリーダーは魅了され、 新しい猫の品種開発をはじめました。
品種の開発にあたり、愛情豊かで性格が穏やかなことが重要視されました。 ペルシャやバーマン、バーミーズとが掛け合わされ理想とされていた 大型で長毛種の優しい猫が誕生しました。
人間に抱っこされても嫌がらずにおとなしくしているところから、 英語でぬいぐるみを意味する「ラグドール:Ragdoll」と名付けられました。
2000年には猫の品種登録団体であるCFAにより、ラグドールが猫の種類として正式に登録されました。
歴史のポイント
- 1960年代にアメリカで、大型で長毛種の愛情豊かな猫が生み出された
- ペルシャやバーマン、バーミーズが交配することにより誕生した
- とても穏やかでぬいぐるみの様であることから「ラグドール」と名付けられた
ラグドールの特徴と性格
ラグドールは大型で長毛種の猫です。 体が大きくなるまでに3~4年程度かかります。
目の色はブルーのみです。 被毛の模様は耳や背中、尻尾の方に色がついている ポイントカラーやバイカラー、ミテッドと呼ばれるパターンです。
大型で筋肉質ですが、ゴツゴツはしておらず丸みを帯びた体つきです。 長めのシルキーコートはとても柔らかくモフモフとしています。
ラグドールの性格はとても穏やかで優しく愛情深いです。 おとなしい猫なので活発な猫が好きな人には向いていませんが、 猫に癒やしを求めている人にはおすすめです。
子供や他のペットにも寛容で、来客者にも物怖じせずに対応してくれるでしょう。
特徴と性格のポイント
- 大型な体つきと柔らかいモフモフとしたロングコートが特徴
- 目の色はブルーで被毛は耳や背中、しっぽに色がついている
- 穏やかで優しい性格で飼い主を癒やしてくれる
ラグドールの飼い方
ラグドールの被毛は長いですが、もつれにくく手入れの手間はかかりません。 適度にグルーミングしてあげれば被毛をきれいに保つ事ができます。 抜けた毛を取り除いてあげるために、週に数回はブラッシングをしてあげると良いでしょう。
ラグドールは物怖じしない性格で鈍感なところがあるため、 危険なものにも近づいてしまう場合があります。 怪我するなど危険な目に合わせないように安全な環境を整えてあげましょう。
ラグドールは飼い主に良くなつき愛情深い猫です。 ヒザや肩の上に乗ってきたり近づいてくる場合があるので、 しっかり相手をしてあげましょう。
飼い方のポイント
- 被毛をキレイに保つために週に数回はブラッシングしよう
- 少し鈍感なので危険な目に合わせないように環境を整えてあげよう
- 人懐こい猫なので十分にかまってあげよう
ラグドールと似ている猫の種類
ラグドールに似ている猫の種類は、ラガマフィンやメインクーンが挙げられます。
ラガマフィンはラグドールから派生した猫です。 ラグドールは目の色や被毛のパターンが限られますが、 ラガマフィンは多彩な目の色や被毛のパターンが存在します。
体型や被毛の長さ、性格などはラグドールもラガマフィンを大差ありません。
メインクーンはラグドール同様、 ロング&サブスタンシャルタイプで大型で長毛の猫です。
個体差はありますが、メインクーンの方が体が大きい場合が多いでしょう。 メインクーンはラグドールほど人懐こくはありませんが、ラグドールと同様に優しく愛情深い猫です。
ラグドールの子猫の値段や入手場所
ラグドールの子猫はペットショップ、ブリーダーのどちらからでも入手可能です。
品種としてはポピュラーなラグドールですが、流通は多いとは言えないので、
ペットショップで探す場合はいくつかショップを回る必要があるでしょう。
扱っているブリーダーは多いので、インターネットで探すのには苦労しません。
ラグドールの子猫の値段は15~25万円が相場です。
血統や毛並み、容姿によっては30万円という価格を超える場合もよくありますが、
十分に調べて気に入る子を探してみてくださいね。
ラグドールと同様に大型で長毛の猫種が好きな人は、メインクーンやサイベリアン、ノルウェージャンも気にいると思います。
ペットショップで時々見かけることができるとはずなので、ラグドールと並行して探してみてはいかがでしょうか。
参考文献
- Ragdoll:TICA (英語サイト)
- Ragdoll:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)