メインクーンはどんな猫の種類なのかを解説します。
メインクーンに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
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メインクーンの基本データ
チャートでわかるメインクーン
メインクーンの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [5.0/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.0/5.0] |
毛の抜けにくさ | [2.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [3.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.0/5.0] |
食事量の少なさ | [2.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.0/5.0] |
子供適応性 | [4.0/5.0] |
他ペット適応性 | [4.5/5.0] |
表でわかるメインクーン
メインクーンの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | メインクーン:Maine Coon |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
体重 | ♂オス:3.5〜6.5kg ♀メス:3.5〜6kg |
寿命 | 9〜15年 |
毛種 | 長毛種 |
主な毛柄 | ソリッド、タビー、ティップド、パーティーカラー、キャリコ&バイカラー |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー レッド クリーム |
主な目色 | ブルー グリーン ゴールド カッパー |
メインクーンの歴史
メインクーンは北アメリカで古くから生活していた猫と言われています。 自然発生した猫ですが、正確な由来については未だに諸説あり確定していません。
猫の種類名である「メインクーン」の由来は、 「アメリカのメイン州出身で、フサフサとしている毛がアライグマ(英語でラクーン:raccoon)に似ているから。」と言われています。
メインクーンは1600年代頃からアメリカでネズミ取りをするワーキングキャットとして重宝されました。 1861年以降、メインクーンは数々のキャットショーに参加し認知度を上げていきました。
1985年になると猫の血統登録団体であるCFAにより猫の種類として登録されました。
現在ではメインクーンは出身であるメイン州の公認の猫(州猫)として扱われています。
歴史のポイント
- 北アメリカで自然発生し、古くからいる猫の品種
- ネズミ捕りをする働く猫として重宝されていた
- 1861年以降は認知度を上げていき、1985年には猫の種類として登録された
メインクーンの特徴と性格
メインクーンは体の大きな猫で、ロング&サブスタンシャルタイプの体型です。 被毛の毛は長くフサフサとしています。
メインクーンの顔は口元(マズル)周辺がしっかりとしてたくましく見えます。 やや縦長の顔つきが多いです。耳にはタフトと呼ばれる飾り毛があるのも特徴です。
メインクーンの性格は優しく愛情深いです。 人のヒザや肩の上にはあまり乗らないと言われていますが、飼い主の近くにいることを好むでしょう。
メインクーンはあまり鳴かない猫で、鳴いたとしても体の大きさに見合わず小さな声で鳴きます。 穏やかで温厚な猫なので飼いやすいでしょう。
特徴と性格のポイント
- 体ががっしりと大きく、フサフサとした長い被毛が特徴
- 口元(マズル)周辺はたくましく、やや縦長の顔つき
- 優しく温厚な猫なので飼いやすい
メインクーンの飼い方
メインクーンの毛は長いので抜けると目立ちます。 毛質はシルクのようにサラサラとしておりもつれにくいので、 ブラッシングの頻度は週に1~2回程度で大丈夫です。 もつれを除去するときは毛を傷つけないように優しくブラッシングしてあげましょう。
メインクーンの体はゆっくりと成長し、3~5年経過してやっと体が成熟します。 いずれは大きな体に成長するので、遊具や寝床を買い揃える際は最終的な体の大きさを意識すると良いでしょう。
性格が温和でおっとりと静かな猫なので、飼いやすい猫と言えます。
飼い方のポイント
- 被毛のもつれをほぐす際は、毛を傷めないように優しくブラッシングしよう
- 体が大きく成長しても使える猫グッズを揃えよう
メインクーンと似ている猫の種類
メインクーンと似ている猫種としては、ノルウェージャンフォレストキャットやラガマフィンが挙げられます。 どちらもとても見た目が似ているため、見た目だけで違いを判別するのは難しいです。
ノルウェージャンフォレストキャットはメインクーンと同じくロング&サブスタンシャルタイプの体型で、 がっしりと大きな体です。見た目はとてもよく似ています。
ノルウェージャンとメインクーンを見分けるポイントは「鼻筋」と「耳先」です。 メインクーンの鼻筋は真っ直ぐではなくジェントルカーブと呼ばれる緩やかなカーブがある場合が多いです。 また耳先には、タフトやリンプスティックと呼ばれる飾り毛がある子が多いです。
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ラガマフィンについても体型はロング&サブスタンシャルタイプで大きい体つきです。 個体差はありますが、ラガマフィンよりもメインクーンの方が一般的には大きいです。
メインクーンの子猫の値段や入手場所
メインクーンはペットショップ、ブリーダーのどちらからも多く見つけることができます。 かなりポピュラーな猫の種類なので、探すのは簡単です。
メインクーンの子猫は約20万円前後の価格帯で出されることが多いです。
毛並みや血統によっては30万円を超える場合もあります。
メインクーンは柄や色の種類が多いので、お気に入りのメインクーンを是非探してみてくださいね。 メインクーンは成猫になったときの体の大きさに個体差が結構あるので、親猫の大きさがどうであったかを確認しておくのがポイントです。
まずはペットショップで直接見てショップ店員さんにいろいろと聞いてみるといいでしょう。
参考文献
- Maine Coon:TICA (英語サイト)
- Maine Coon:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)