ミヌエット(別名:ナポレオン)はどんな猫の種類なのかを解説します。
ミヌエットに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
ミヌエット(ナポレオン)の基本データ
チャートでわかるミヌエット
ミヌエットの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [4.5/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.0/5.0] |
毛の抜けにくさ | [3.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [3.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.0/5.0] |
食事量の少なさ | [3.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.0/5.0] |
子供適応性 | [3.5/5.0] |
他ペット適応性 | [4.0/5.0] |
表でわかるミヌエット
ミヌエットの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | ミヌエット(ナポレオン):Minuet(Napoleon) |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | セミコビー |
体重 | 3〜5kg |
寿命 | 10〜15年 |
毛種 | 長毛種/短毛種 |
主な毛柄 | ソリッド、タビー、ティップド、パーティーカラー、キャリコ&バイカラー、ポインテッド |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー チョコ シナモン レッド クリーム |
主な目色 | ブルー アクア グリーン ヘーゼル イエロー ゴールド カッパー オッドアイ |
ミヌエット(ナポレオン)の歴史
足の短いバセットハウンドという犬のブリーダーであったアメリカのジョー・スミスにより ミヌエット(ナボレオン)は生み出されました。
ジョー・スミスは1995年に、犬だけでなく猫にも足が短い遺伝子があること知りました。 興味をもったジョー・スミスはペルシャのブリーダーと交友があったこともあり、 そのペルシャと、購入した足の短いマンチカンでブリーディングを開始しました。
1997年にマンチカンとペルシャから生まれた最初の子猫は、ジョー・スミスの理想的な見た目の猫でした。 その猫はナポレオンという品種名で扱われましたが、正式な品種としてはなかなか登録されませんでした。
2015年までナポレオンという種類名で呼ばれていましたが、 多くの人からナポレオンという名称が受け入れられず、ミヌエットという名前に変更されました。 2016年には猫の品種登録団体であるTICAにより、猫の種類としてようやく登録されました。
まだまだ新しい猫の品種なので、猫の品種として認めていない団体が多数存在します。
歴史のポイント
- 犬のブリーダーにより生み出された品種
- 1990年代後半、マンチカンとペルシャ系の猫の交配により誕生した
- ナポレオンという猫の種類名だったが受け入れられずにミヌエットに変更された
- 新しい種類であり、品種として登録している団体は少ない
ミヌエット(ナポレオン)の特徴と性格
マンチカンの短い脚とペルシャの華のある被毛を受け継いだ見た目が特徴です。 被毛の密度は高くフサフサとしています。
顔や目が丸いところがチャームポイントです。 ペルシャの特性を受け継いでいますが、ペルシャのような顔のつぶれはなく丸みがあります。
足は短いですが筋肉質で良く発達しており、とても速く走ることができると言われています。
ミヌエットの性格は明るく優しい愛情深い猫です。 飼い主に良くなつき賢い猫なので飼いやすいでしょう。
特徴と性格のポイント
- マンチカンとペルシャを掛け合わせたような見た目
- 被毛に華があり毛がフサフサと生えている
- 顔や目が丸いところがチャームポイント。
- 優しく愛情深い猫で飼い主に良くなつく
ミヌエット(ナポレオン)の飼い方
ミヌエットの被毛はペルシャ系の被毛を受け継いでいて、 短い毛と長い毛が密に生えているダブルコートタイプの被毛を持っています。 ペルシャのように被毛がもつれることは少ないですが抜け毛が多いので1日1回はブラッシングをしてあげましょう。 ゆっくりブラッシングして抜けかけの毛を取り除いてあげましょう。
ミヌエットは陽気でエネルギッシュな猫です。 好奇心旺盛で良く遊ぶので、十分にコミュニケーションしてあげましょう。
飼い方のポイント
- 被毛は抜け毛が多めなので1日1回以上はブラッシングしてあげよう
- 好奇心旺盛で元気な猫なのでいっぱい遊んであげよう
ミヌエット(ナポレオン)と似ている猫の種類
ミヌエットに似ている猫の種類としては、マンチカンとペルシャが挙げられます。 ミヌエットはマンチカンとペルシャ系の猫の交配により誕生したので、似ているのは当然です。
マンチカンはミヌエットと同じように足が短いところが特徴です。 マンチカンとミヌエットの違いは、 ミヌエットの方が被毛がフサフサとしていて、目や顔が比較的丸いところです。
ミヌエットはペルシャの豪華さを受け継いでいます。 被毛の質感や目の形状をペルシャから受け継いでいますが、 ペルシャの様なつぶれた顔の見た目はミヌエットにはありません。
ミヌエット(ナポレオン)の子猫の値段や入手場所
ミヌエットはペットショップ、ブリーダのどちらからでも入手可能です。
ペットショップに出ていることは多くないので、ペットショップで見つけたい場合はいくつかショップをまわる必要があります。
ミヌエットの子猫の値段は約20万円前後の価格帯が多いです。
毛の色や柄のバリエーションが豊富なので、色々なミヌエットを探してみると楽しいですよ。
参考文献
- Minuet:TICA (英語サイト)
- 日本と世界の猫のカタログ 2020年版 (SEIBIDO MOOK)(書籍:Amazon)