マンチカンはどんな猫の種類なのかを解説します。
マンチカンに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
他の猫の種類については以下の記事をご覧ください。
【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
マンチカンの基本データ
チャートでわかるマンチカン
マンチカンの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [4.5/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.0/5.0] |
毛の抜けにくさ | [3.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [3.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.5/5.0] |
食事量の少なさ | [3.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.0/5.0] |
子供適応性 | [4.0/5.0] |
他ペット適応性 | [4.0/5.0] |
表でわかるマンチカン
マンチカンの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | マンチカン:Munchkin |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | セミフォーリン |
体重 | 3〜6kg |
寿命 | 10〜15年 |
毛種 | 長毛種/短毛種 |
主な毛柄 | ソリッド、タビー、ティップド、パーティーカラー、キャリコ&バイカラー、ポインテッド |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー チョコ シナモン レッド クリーム |
主な目色 | ブルー アクア グリーン ヘーゼル イエロー ゴールド カッパー オッドアイ |
マンチカンの歴史
マンチカンのような短い足を持つ猫は 昔から存在していたと考えられています。 少なくとも1944年にイギリスで書かれた獣医学のレポートには、 足の短い猫についての言及が残っています。
マンチカンとしてのルーツとされているのは、 1983年にアメリカで発見された足の短い猫です。 その猫をスタートにアメリカ国内で繁殖していきました。
短い足であることは健康上問題があると考えられていましたが、 研究や調査の結果から病気や奇形ではないことがわかりました。
1995年から猫の品種登録団体であるTICAにより品種として認識され、 2003年には正式に猫の種類として登録されました。 日本ではマンチカンは有名で人気な種類ですが、 比較的新しい品種のためか海外ではまだまだ知名度が低いです。
歴史のポイント
- 昔から足の短い猫は存在していたが、1983年に発見された足の短い猫がマンチカンのルーツ
- 足の短さは病気や奇形と考えられていたが、調査により健康上の問題はないと認定された
- 日本では人気で有名な種類だが、海外ではまだまだ珍しい種類
マンチカンの特徴と性格
マンチカンの最大の特徴は足が短いことです。
足は短いですが運動は得意です。ジャンプも普通にできます。 走るスピードは速く、走りながらのコーナリングも得意です
足が短いことが最大の特徴ではありますが、一般的な足の長さのマンチカンも多く存在します。 マンチカンは足の長さ以外で顕著な特徴はないため、 短くない一般的な足の長さの場合、マンチカンであると判定するのは難しいです。
マンチカンの性格は陽気で、エネルギッシュな猫です。
特徴と性格のポイント
- 足が短いのが最大の特徴
- 運動が得意で、ジャンプや速く走ることもできる
- 足が短くないマンチカンも多く存在する
- 陽気な性格で元気いっぱい
マンチカンの飼い方
マンチカンの足は短いですが、エネルギッシュでたくさん遊んでよく走ります。 短い足ながらジャンプすることもできます。 思う存分遊べるように、運動できるスペースは十分に確保してあげましょう。
マンチカンには短毛種と長毛種の両方のタイプが存在します。 どちらもシルクのような柔らかい手触りです。 被毛の手入れは特別難しいことはありません。抜けかけの毛があったら取り除いてあげましょう。 短毛種であれば週に1回、長毛種であれば1日1回はブラッシングしてあげましょう。
飼い方のポイント
- 運動できるスペースを確保してあげよう
- 短毛は週1回、長毛は1日1回はブラッシングして被毛を整えてあげよう
マンチカンと似ている猫の種類
マンチカンに似ている猫の種類として、マンチカンと他の猫種との交配から生まれた複数の品種が該当します。
キンカローやラムキン、バンビーノ、ミヌエット(ナポレオン)は マンチカンから派生した猫の種類です。
キンカローはマンチカンとアメリカンカールから生まれた猫です。 アメリカンカールのカールした耳とマンチカンの短い四肢を受け継いでいます。 キンカローの「ロー」は英語で短い足を意味するローレッグに由来しています。
ラムキンはマンチカンとセルカークレックスから誕生しました。 短い脚とセルカークレックスから受け継いだ縮れた羊のような被毛がラムキンの特徴です。 英語で羊を意味する「ラム」が品種名に含まれています。
バンビーノはマンチカンとスフィンクスの交配により生まれました。 短い四肢はマンチカンから、被毛が生えないのはスフィンクスから遺伝しました。 イタリア語で赤ちゃんを意味する「バンビーノ」が猫の品種名になっています。
ミヌエットはマンチカンとペルシャ系の猫種との間に生まれました。 マンチカンからは短い足を受け継ぎ、ペルシャからは華のある被毛と丸い顔と目を受け継ぎました。
ミヌエット(ナポレオン):性格や特徴、値段などをシンプルにまとめ!
マンチカンの子猫の値段や入手場所
マンチカンは日本ではポピュラーな猫の種類なので、ペットショップでよく見つけることができます。
マンチカンを扱っているブリーダーも多いので、入手先を見つけるのは簡単です。
マンチカンの値段は足の長さや血統、毛並みなどによって大きく異なります。
短足のマンチカンの子猫の価格は15~25万円の価格帯が多いです。長足の場合は10~15万円といったところが相場となります。
マンチカンは人気の猫種なので日本で多く探すことができます。お気に入りのマンチカンが見つけられるようにいろいろと調べて探してみてくださいね。
参考文献
- Munchkin:TICA (英語サイト)
- Munchkin:Petfinder (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)