ラガマフィンはどんな猫の種類なのかを解説します。
ラガマフィンに関する基本データや歴史、特徴と性格、飼い方、似ている猫の種類、値段や入手場所についてわかりやすくシンプルにまとめています。
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【猫の種類】全44種の人気で有名な猫を写真付きで一覧にまとめ!
ラガマフィンの基本データ
チャートでわかるラガマフィン
ラガマフィンの特徴を9つの観点で評価しチャートにしました。
しつけのしやすさ | [5.0/5.0] |
---|---|
手入れのしやすさ | [3.5/5.0] |
毛の抜けにくさ | [2.5/5.0] |
鳴き声の静かさ | [4.0/5.0] |
運動量の少なさ | [3.5/5.0] |
食事量の少なさ | [2.5/5.0] |
なつきやすさ | [4.5/5.0] |
子供適応性 | [4.5/5.0] |
他ペット適応性 | [5.0/5.0] |
表でわかるラガマフィン
ラガマフィンの基本的な情報を以下の表にまとめました。
名前 | ラガマフィン:Ragamuffin |
---|---|
出身 | アメリカ |
体型 | ロング&サブスタンシャル |
体重 | ♂オス:4〜7kg ♀メス:4〜6kg |
寿命 | 12〜16年 |
毛種 | 長毛種 |
主な毛柄 | ソリッド、タビー、ティップド、パーティーカラー、キャリコ&バイカラー |
主な毛色 | ブラック ホワイト ブルー チョコ シナモン レッド クリーム |
主な目色 | ブルー アクア グリーン ヘーゼル イエロー ゴールド カッパー オッドアイ |
ラガマフィンの歴史
ラガマフィンはラグドールから派生した猫の種類です。 ラガマフィンという品種が誕生するまでの正確な流れは解明されていませんが、 1990年代に誕生したと考えられています。
ラグドールは、その品種を確立させたアン・ベーカーにより厳格に管理されていたため、 新しい色やパターンをもつ独自の品種を作ろうとするグループが現れました。 そのグループは、ペルシャやヒマラヤンなどの長毛種とラグドールを掛け合わせることで、 ラグドールの特徴をもちながら多彩な色やパターンの被毛を持つ品種を作り出しました。
ラガマフィンは猫種登録団体であるCFAにより、 2003年から猫種としての登録が検討され、2011年には正式に猫の種類として登録されました。 ラガマフィンは比較的新しい品種です。
歴史のポイント
- ラガマフィンはラグドールから派生した種類
- ペルシャやヒマラヤンなど長毛種と掛け合わされ、多彩な色とパターンの被毛をもった
- 2011年に正式に猫の種類として登録された新しい品種
ラガマフィンの特徴と性格
ラガマフィンはラグドールから派生していることもあり、 ラグドールの特徴を多く引き継いでいます。 ロング&サブスタンシャルタイプの体型で、大型の長毛種です。
ラグドールはポイント模様の被毛とブルーの目に限定されていますが、 ラガマフィンは様々な被毛のパターンが存在します。
ラガマフィンの性格はとても穏やかで飼い主に従順です。 飼い主に良くなつく子が多く可愛らしい猫です。 賢いのでしつけもしやすいでしょう。
特徴と性格のポイント
- ラグドールの特徴を多く受け継いでいる
- 多彩な色とパターンが存在する
- 性格は穏やかで飼い主に従順
ラガマフィンの飼い方
ラガマフィンの被毛は長毛でモフモフとしているため手入れの手間がかかりそうですが、 見た目に比べ被毛はもつれにくく絡まりにくいため、手入れは難しくありません。 週に数回ブラッシングをしてあげるだけで被毛をきれいに保つことができるでしょう。
ラガマフィンは寂しがりやで飼い主の注意を引こうとする場合があります。 テレビや雑誌を見ているときに不意に膝の上に乗ってくることもあるでしょう。 ラガマフィンがかまって欲しそうにしていたら、十分に相手をしてあげましょう。
ラガマフィンは何事にも恐れずに堂々としているところがあり、 見知らぬ人や物にも近づいていくことがあります。 来客に対しては嬉しいですが、危険な物にも近寄ってしまう場合があるので注意しましょう。
飼い方のポイント
- 被毛はもつれにくく扱いやすいが、手入れは適度にしてあげよう
- 甘えん坊なので十分にかまってあげよう
- 警戒心が低いので、危ない環境にはおかないようにしよう
ラガマフィンと似ている猫の種類
ラガマフィンに似ている猫の種類には、ラグドールやメインクーンが挙げられます。
ラグドールはラガマフィンの派生元なので、似ていて当然です。 大きな違いは被毛の色と柄です。
ラグドールはポイント模様の被毛とブルーの目が特徴ですが、 ラガマフィンにはポインテッド以外の被毛パターンと多彩な目の色が存在します。
メインクーンはラガマフィンと同様に長毛で大型の猫の種類です。
個体差はありますが、メインクーンの方がラガマフィンよりも大きいことが多いです。 メインクーンにも多彩なカラーとパターンの被毛が存在します。
ラガマフィンの子猫の値段や入手場所
ラガマフィンはペットショップとブリーダーのどちらからでも入手できますが、 あまり多くは流通していないので、計画立てて見つけていく必要があります。
ラガマフィンの子猫の値段は上から下までと様々ありますが20万円前後が多いです。 血統や毛並みによってはかなり高い価格が設定されているケースもよくあります。
ラガマフィンは毛の柄や色の種類が多いので、様々な見た目のラガマフィンを調べてみることをおすすめします。
参考文献
- Ragamuffin:CFA (英語サイト)
- Ragamuffin:cattime.com (英語サイト)
- まるごとわかる 猫種大図鑑(書籍:Amazon)