キャットシッターになる方法やキャットシッターの仕事内容、収入、将来性についてご紹介します。
キャットシッター資格についても解説しているので、 ぜひ確認してみてくださいね。
猫に関する10種類の資格一覧!趣味や仕事に活かせる通信講座など
キャットシッターになるには?
キャットシッターになる方法は大きく2つあります。
キャットシッターになる2つの方法
- キャットシッターの会社に就職またはアルバイトする
- キャットシッターとして独立開業し個人事業主となる
ペットシッター(キャットシッター)会社で仕事するケースと、 個人事業主として独立するケースのそれぞれの特徴について確認しておきましょう。
キャットシッターの会社に就職またはアルバイトする
ペットシッターを営む会社からの求人を探して、 就職またはアルバイトする方法です。
パートやアルバイトでは、未経験OKで求人しているところが多いので、 まずはキャットシッターをやってみたいという場合におすすめです。
ペットシッターを営む会社は多くなく、 個人事業主として仕事されている人が多いため、 求人の数は多くない点は注意しましょう。
なお、猫専門のキャットシッターで求人を探すよりも、 犬や鳥など動物全般の面倒を見るペットシッターの会社の方が多いので、 ペットシッターで求人を探すのがおすすめです。
キャットシッターとして独立開業し個人事業主となる
キャットシッターとして個人事業主となる方法です。
「キャットシッター」でインターネット検索すると、
多くの個人事業主のキャットシッターを見つけることができると思います。
まずは参考にホームページを確認してみると雰囲気がつかめますよ。
完全に個人で独立するのではなく、
ペットシッター会社のフランチャイズ参加やグループ加盟も選択肢の一つです。
企業によっては開業支援など様々なサポートサービスもあるので、確認してみるのがおすすめです。
キャットシッターの仕事は動物愛護管理法により基準が設けられており、
第一種動物取扱業の登録が必要となるため、
個人でキャットシッターを開業する場合は、いくつかハードルがある点は注意しておきましょう。
なお、キャットシッターは第一種動物取扱業の「保管」業にあたります。
個人事業主として第一種動物取扱業の登録には、 動物取扱責任者となる必要がありますが、それには以下の条件があるので、 事前に確認しておきましょう。
動物取扱責任者の要件
- 半年以上の実務経験
- 関連する教育機関を卒業
- 関連する資格を保持
上記要件のいずれか1つでも該当すれば、 動物取扱責任者として申請ができます。
③の「関連する資格を保持」に該当する資格で有名な資格としては 愛玩動物飼養管理士があります。
無料で資料請求もできるので、興味がある方は確認してみると良いでしょう。
資格者は全国に約18万人のペットの資格!【愛玩動物飼養管理士 2級・1級】
なお、令和元年6月19日に公布された「動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律」により、 今後、細かな要件が変わる可能性もあるようなので要チェックです。
キャットシッターの仕事内容
キャットシッターの仕事内容は 飼い主の家で猫のお世話をすることです。
ベビーシッターの猫版のようなものです。
キャットシッターの存在は、
猫を飼っていて家をしばらく離れる人にとっては欠かせません。
一人暮らしなどで家を空けることが多い人や、
帰省や海外旅行で長い間家から離れる人などがキャットシッターを利用します。
猫の面倒を見てもらう選択肢としては、キャットシッターだけでなくペットホテルもありますが、 キャットシッターであれば猫が慣れている家の環境で、猫は留守番することができます。
キャットシッターの仕事内容は、 シッターサービスの内容によって変わりますが、 ざっと以下のような業務を行います。
キャットシッターの仕事内容
- 猫にご飯と水やり
- 猫のトイレ掃除
- 猫のお世話の報告書作成
- ケガや病気など緊急時の対応
- ホームページの作成
- 広告の作成
- 事前の打ち合わせや鍵の受け取り
- 経費精算
- 問い合わせや予約受け付け対応
- 郵便物の受け取りや植木の水やり
キャットシッターの仕事は、 店舗や在庫がなくても自分一人のシッタースキルが有れば業務ができるので、 比較的に独立開業しやすい仕事です。
キャットシッターの収入や支出は?
キャットシッターの収入は?
キャットシッターの1回あたりのサービス料は 3,000円前後が相場です。
その他、キャットシッターにより様々ですが、 キャットカルテの作成代や、延長料、交通費などが収入になります。
買い物代行や猫の通院などを オプションサービスとして提供しているキャットシッターもいます。
キャットシッターのサービスは1回あたりが30分~1時間の場合が多いですが、
飼い主の家までの移動の時間や、事務作業や問い合わせ対応などもあるので、
顧客先に出向くのは一日に多くて5~6回が現実的です。
現実的に考えて、 例えば、月に20日間仕事、一日平均3回のサービス、1回あたり3,500円の収入だとした場合、 月の収入は210,000円になります。
キャットシッターの支出は?
キャットシッターの仕事は店舗を構える必要がなく 特別必要な在庫がないので大きな支出はありませんが、 細かいところで様々な支出があります。
想定される支出は以下のようなものがあります。
キャットシッターの支出
- ホームページの作成や運営費
- 広告費
- 損害保険の加入料
- 交通費
作業着や作業道具代
キャットシッターのサービス費用とは別に、 交通費や初回打ち合わせ料をもらっているキャットシッターも多いので、 他の先輩キャットシッターがどうしているかを確認してみるのがおすすめです。
キャットシッターの将来性や需要は?
猫の飼育頭数は900万頭数以上で、犬よりも多く飼われており、 直近5年間の傾向では緩やかに猫の飼育頭数は増加傾向にあります。
また、日本では核家族化が進んでいることから、 家をあける可能性が多くなることを想定すると、 猫の留守番をサポートするキャットシッターの需要は増加するのではないかと予想しています。
最近では、決まった時間に猫に餌を給餌する機器や見守りカメラも充実してきましたが、
キャットシッターの仕事はAIなど人工知能ロボットにはまだまだ代替が難しいです。
やはり人間に面倒を見てもらったほうが安心なので、将来なくなることは考えにくいです。
ペットシッターやキャットシッターというサービスそのものが、 まだまだ世の中の認知度が高くないので、これから知る人がもっと増えていけば、 よりキャットシッターの需要は上がっていくでしょう。
キャットシッターの資格とは?
キャットシッターに関する資格といえば、 一般社団法人の日本ペット技能検定協会により認定されるキャットシッター資格が有名です。
キャットシッター資格はヒューマンアカデミーの通信講座である『たのまな』の キャットケアスペシャリスト講座を通して資格を取得することができます。
キャットシッター資格があればスキルをアピールすることができるので、 キャットシッターとして活動する際に役立ちます。
資格名 | キャットシッター |
---|---|
認定機関 | 一般社団法人 日本ペット技能検定協会 |
勉強スタイル | 自宅で通信講座 |
勉強期間目安 | 約4ヶ月 (週3回1日2時間) |
資格取得日程 | 通信講座経由の場合 いつでも可能 |
受験条件 | 協会指定のカリキュラムを修了 (通信講座が該当) |
受験会場 | 自宅で添削課題 |
受験料 | 通信講座の受講料 (公式サイトで要確認) |
認定登録料 | 14,000円 |
資格維持費 | 不要 |
キャットシッター資格はこんな方におすすめ
- キャットシッターとして仕事をしたい人
- 猫に関する職業に就いていてスキルアップしたい人
- 愛猫家で猫が好きな人
キャットシッター資格で学べる知識は?
キャットシッター資格は 日本ペット技能検定協会(JAPAN PET LICENSE ASSOCIATION:JPLA) が認定しています。資格については以下のように述べられています。
誇りを持って猫専門のシッティング業務を行うキャットシッター。 愛猫のお世話をプロフェッショナルに依頼したいとお考えの愛猫家に、大きな訴求力を持つ資格です。
出典:日本ペット技能検定協会
キャットシッター資格の取得を通して、猫のお世話をするための必要な知識が学べるので、 キャットシッターとして自信をもって働くことができるでしょう。
キャットケアスペシャリスト講座では以下のような項目を勉強することができます。
キャットケアスペシャリスト講座で学べること
- 猫の品種
- 飼育管理方法
- 猫の看護学
- 猫の介護学
- 繁殖や出産
- ペット社会学
キャットケアスペシャリスト講座の学習教材は、公式サイトに詳しい記載があります。
キャットシッター資格を取得するまでの流れは?
キャットシッター資格はヒューマンアカデミーの通信講座である『たのまな』の キャットケアスペシャリスト講座を通して資格を取得することができます。
通信講座なので自宅で学習することになり、 資格を取得するまですべてを自宅で完結することができます。
講座の添削課題に合格し、ライセンス申請することでキャットシッター資格を取得することができます。 なお、講座には合格サポート制度がついており、添削課題は不合格になってしまっても、再度提出することができます。
キャットスペシャリスト講座が自分に必要どうかは、資料請求をして調べてみるのがおすすめです。 資料請求 はもちろん無料です。
キャットシッター資格取得までの流れ
- キャットケアスペシャリスト講座の資料請求する。(任意)
- キャットケアスペシャリスト講座を申し込み自宅で受講する。
- 講座の添削課題(2回)を提出し合格する。
- キャットシッター資格のライセンス申請を出す。
なお、キャットケアスペシャリスト講座では、 キャットシッター資格だけでなくキャットケアスペシャリスト資格も取得できるので、 講座を通して一気に2つの資格を取得することができます。
キャットケアスペシャリスト資格の取得方法!通信講座も詳しく解説
キャットシッター資格によくある疑問
過去問はある?
たのまなのキャットスペシャリスト講座では、 添削課題に合格する必要がありますが、添削課題の過去問は公開されていません。
過去問は公開されていませんが、キャットスペシャリスト講座には 合格サポート制度付きなので、仮に不合格になってしまっても サポートを受けながら添削課題に再チャレンジすることができるので、安心です。
キャットシッター資格の交付料や維持費はかかる?
キャットケアスペシャリスト講座の合格後、キャットシッター資格を得るためには ライセンス申請が必要となります。
ライセンス交付申請料は14,000円(税込)かかります。
なお、長い間ライセンス交付申請料は12,000円(税込)でしたが、
資格に人気があるのか2020年4月より変更があり14,000円(税込)となりました。
申請後はA4の資格認定証と認定ライセンスカードをもらえます。
参考: ライセンス交付申請料について(日本ペット技能検定協会)
気になる資格の維持費についてですが、 キャットシッター資格の維持費はかかりません。
一度ライセンスを取得してしまえば、その先ずっと資格をアピールすることができます。
独学でも取得可能?
キャットシッター資格は独学では取得できません。
たのまなの通信講座であるキャットケアスペシャリスト講座を受講する必要があります。
在宅学習で取得可能?
在宅学習のみでキャットシッター資格は取得できます。
自宅でキャットケアスペシャリスト講座の教材を学習し、 自宅で添削課題に取り組むことができます。
実技はある?
キャットケアスペシャリスト講座は通信講座ですが、 希望する人は シッター実技研修 を受ける事もできます。
現役のプロからシッター業を直接学ぶことができるので、 キャットシッターやペットシッターになる予定の人におすすめです。
合格率は?
キャットケアスペシャリスト講座の添削課題の合格率は公開されていません。
合格率の公開はされていませんが、キャットケアスペシャリスト講座には 合格サポート制度が付いており、また、最大2年間までサポート期間の延長ができることを考えると、 講座を受講された方の合格率はかなり高いのではないかと予測できます。